2006-01-17 Tue 17:54
[マルマ・スタイル]
ダイウイキョウはダイウイキョウの乾燥した果実をいいます。別名は八角茴香(ハッカクウイキョウ)または八角(ハッカク)、ハーブ(英名)ではスターアニス(Star anise)と呼ばれ、香辛料として古くから使用されてきました。このダイウイキョウから今話題のあの「タミフル」が作られているそうです。で、このダイウイキョウについてチョット調べてみました。
【分布】
中国南部、台湾、ベトナム北部
【医薬品】
健胃・消化・駆風薬として漢方専門の薬局薬店などで販売されています。現在、鳥インフルエンザの治療薬として「タミフル」が脚光を浴びていますが、原料には中国広西、貴州、四川の各省で採れるダイウイキョウに限定されているそうです。これは「タミフル」の原料となる良質のシキミ酸が取れるからです。
【食 品】香辛料として中華料理に多く使われています。
【利用法】肉や内臓の煮込みや魚の揚物料理などに用いられます。「五香粉」

ダイウイキョウの花

ダイウイキョウの果実
文献によると「八角茴香」の名前は、果実が星型に8個に割れているからとありました。数えてみると確かに8個がほとんどでしたが、少ないものは7個、多いもので9個、10個もありました。

ダイウイキョウの種子
ダイウイキョウの種子を植えると発芽するものもありますが、寒い地方では枯れてしまいます。枯れなくても花は咲きにくく、咲いても、果実はまず稔りません。
(しかし、上の写真花は京都で咲かせたものです。物差の1目盛は1mmです。)
ところで、ダイウイキョウの仲間にシキミという植物が日本にもあります。今でもお墓の周りに動物よけとして植えられています。共にシキミ科です。成分的にはダイウイキョウには主成分のアネトールやピネンなどが、シキミの果実にはアニサチンやシキミニンなどの痙攣毒が含まれています。写真のように両者は色や形が非常によく似ています。

左がダイウイキョウ、右がシキミの果実
ダイウイキョウを見ると種子が入っている部分は大きく太っていますが、種子の入っていない部分は成長せずに萎縮して見えます。このシキミは採取時期が遅かったためか、種子は既に無くなっていました。しかし、種子はその脱殻からダイウイキョウより小さかったことが伺えます。
上の写真からダイウイキョウとシキミの果実を区別することが、いかに難しいか判りますか?両者は匂いが全く違いますが、混ぜられると判らなくなります。購入は信頼できる漢方薬局・薬店で購入しましょう。

シキミの花(京都府立植物園にて)
シキミの花は暖かくなり始めた頃に咲きます。京都では早ければ3月初旬、遅ければ4月下旬に咲きます。但し、一つの花が数時間で散るのか、数日咲いているのかは今のところ知りません。
【参考URL】
トリビア−豆知識 「鳥インフルエンザと漢方薬」
【分布】
中国南部、台湾、ベトナム北部
【医薬品】
健胃・消化・駆風薬として漢方専門の薬局薬店などで販売されています。現在、鳥インフルエンザの治療薬として「タミフル」が脚光を浴びていますが、原料には中国広西、貴州、四川の各省で採れるダイウイキョウに限定されているそうです。これは「タミフル」の原料となる良質のシキミ酸が取れるからです。
【食 品】香辛料として中華料理に多く使われています。
【利用法】肉や内臓の煮込みや魚の揚物料理などに用いられます。「五香粉」

ダイウイキョウの花

ダイウイキョウの果実
文献によると「八角茴香」の名前は、果実が星型に8個に割れているからとありました。数えてみると確かに8個がほとんどでしたが、少ないものは7個、多いもので9個、10個もありました。

ダイウイキョウの種子
ダイウイキョウの種子を植えると発芽するものもありますが、寒い地方では枯れてしまいます。枯れなくても花は咲きにくく、咲いても、果実はまず稔りません。
(しかし、上の写真花は京都で咲かせたものです。物差の1目盛は1mmです。)
ところで、ダイウイキョウの仲間にシキミという植物が日本にもあります。今でもお墓の周りに動物よけとして植えられています。共にシキミ科です。成分的にはダイウイキョウには主成分のアネトールやピネンなどが、シキミの果実にはアニサチンやシキミニンなどの痙攣毒が含まれています。写真のように両者は色や形が非常によく似ています。

左がダイウイキョウ、右がシキミの果実
ダイウイキョウを見ると種子が入っている部分は大きく太っていますが、種子の入っていない部分は成長せずに萎縮して見えます。このシキミは採取時期が遅かったためか、種子は既に無くなっていました。しかし、種子はその脱殻からダイウイキョウより小さかったことが伺えます。
上の写真からダイウイキョウとシキミの果実を区別することが、いかに難しいか判りますか?両者は匂いが全く違いますが、混ぜられると判らなくなります。購入は信頼できる漢方薬局・薬店で購入しましょう。

シキミの花(京都府立植物園にて)
シキミの花は暖かくなり始めた頃に咲きます。京都では早ければ3月初旬、遅ければ4月下旬に咲きます。但し、一つの花が数時間で散るのか、数日咲いているのかは今のところ知りません。
【参考URL】
トリビア−豆知識 「鳥インフルエンザと漢方薬」
2005-12-12 Mon 16:26
[マルマ・スタイル]
植物名はサフラン。その花の柱頭を乾燥したものを商品名(生薬名)サフランと言います。同じ名前なのでチョッとややこしいですが慣れてくると何とかなるもんです。
ところで、市販のサフランの値段が異常に高いと思ったので、値段の高さの妥当性についてサフランの栽培から始めて簡単な検証をしてみました。
花 期:10月中旬から11月の中旬
原 産:南ヨーロッパ、小アジア(現トルコ付近)
渡 来:文久年間末期頃(約150年前)
花 弁:6枚
雄しべ:3本
雌しべ:腰が無く、約7cmのヒモ状、中央付近から赤くなり三分裂している。

採りたての生のサフラン1本から3本?
3分裂する根元から、上部の赤い部分を柱頭といい、これを乾燥するとサフランになります。
下部の黄色〜白色部は劣品と判定されます。
医薬品:女性の「血の道」薬として薬局薬店などで販売されています。
飲み方:数本を熱湯に注いで一緒に飲むと良いとされています。
食 品:香辛料として食品売場などで販売されています。
利用法:ブイヤベース、ピラフ料理などの着色料に用いられています。
製 法:
1. 8月中〜下旬、サフランの球根を植える。
2. 10月頃、開花した朝に、花を根元から引き抜く。
3. 花を開いて、柱頭をちぎれないように注意して採る。
4. 丁寧に延ばし、ティッシュに挟み、更に新聞紙に挟んで乾燥する。
5. 毎日新聞紙のみを取り換えると、10日間位で乾燥してサフランになる。
(挟まずに日干しすると、雌しべが縮んで、縮れて見栄えが悪くなる。)


中国崇明島でのサフランの栽培風景と収穫された花
原 価:とりあえずここまでするのに約10時間を要したが、普通に考えると法外な値段になってしまうため手間賃の加算しませんでした。
1. 600円/20球入り
2. 77個の花/20球(3.8花/1球)(約8円/1花)
重 量:(乾燥品)
● 800mg/75本(約10mg/サフラン1本)
● 市販のサフランには下部の黄色〜白色部は取り除かれています。

採りたてのサフラン

乾燥後のサフラン(市販品は当然ここまでは手がかけられません)
結果と考察:サフラン1gを収穫するのに下半分は使えないので、目安約150本の柱頭が必要ということが解りました。ただ、栽培から収穫・乾燥までの細かい仕事の手間を考えると、私なら1g当たり3,000円〜5,000円位は戴きたいと思いました。
余談になりますが、医薬品として販売されているサフランは日本薬局方という規格に適合していなければならないので、品質は保証されています。
【関連URL】
・病気と漢方 > 民間薬で病気を治そう > 薬草別検索 > サフラン
http://www.kigusuri.com/medicine/medicine-sa002.html
・病気と漢方 > 民間薬で病気を治そう > 薬草別検索
http://www.kigusuri.com/medicine/medicine-2-2.htm
・ハーバルライフ > クリニック > ハーブはいいところがいっぱいです > サフラン
http://www.kigusuri.com/herbal/clinic-sa002.html
・ハーバルライフ > クリニック > ハーブはいいところがいっぱいです > ハーブの名前で選ぶ
http://www.kigusuri.com/herbal/clinic-02.html#sa
ところで、市販のサフランの値段が異常に高いと思ったので、値段の高さの妥当性についてサフランの栽培から始めて簡単な検証をしてみました。
花 期:10月中旬から11月の中旬
原 産:南ヨーロッパ、小アジア(現トルコ付近)
渡 来:文久年間末期頃(約150年前)
花 弁:6枚
雄しべ:3本
雌しべ:腰が無く、約7cmのヒモ状、中央付近から赤くなり三分裂している。

採りたての生のサフラン1本から3本?
3分裂する根元から、上部の赤い部分を柱頭といい、これを乾燥するとサフランになります。
下部の黄色〜白色部は劣品と判定されます。
医薬品:女性の「血の道」薬として薬局薬店などで販売されています。
飲み方:数本を熱湯に注いで一緒に飲むと良いとされています。
食 品:香辛料として食品売場などで販売されています。
利用法:ブイヤベース、ピラフ料理などの着色料に用いられています。
製 法:
1. 8月中〜下旬、サフランの球根を植える。
2. 10月頃、開花した朝に、花を根元から引き抜く。
3. 花を開いて、柱頭をちぎれないように注意して採る。
4. 丁寧に延ばし、ティッシュに挟み、更に新聞紙に挟んで乾燥する。
5. 毎日新聞紙のみを取り換えると、10日間位で乾燥してサフランになる。
(挟まずに日干しすると、雌しべが縮んで、縮れて見栄えが悪くなる。)


中国崇明島でのサフランの栽培風景と収穫された花
原 価:とりあえずここまでするのに約10時間を要したが、普通に考えると法外な値段になってしまうため手間賃の加算しませんでした。
1. 600円/20球入り
2. 77個の花/20球(3.8花/1球)(約8円/1花)
重 量:(乾燥品)
● 800mg/75本(約10mg/サフラン1本)
● 市販のサフランには下部の黄色〜白色部は取り除かれています。

採りたてのサフラン

乾燥後のサフラン(市販品は当然ここまでは手がかけられません)
結果と考察:サフラン1gを収穫するのに下半分は使えないので、目安約150本の柱頭が必要ということが解りました。ただ、栽培から収穫・乾燥までの細かい仕事の手間を考えると、私なら1g当たり3,000円〜5,000円位は戴きたいと思いました。
余談になりますが、医薬品として販売されているサフランは日本薬局方という規格に適合していなければならないので、品質は保証されています。
【関連URL】
・病気と漢方 > 民間薬で病気を治そう > 薬草別検索 > サフラン
http://www.kigusuri.com/medicine/medicine-sa002.html
・病気と漢方 > 民間薬で病気を治そう > 薬草別検索
http://www.kigusuri.com/medicine/medicine-2-2.htm
・ハーバルライフ > クリニック > ハーブはいいところがいっぱいです > サフラン
http://www.kigusuri.com/herbal/clinic-sa002.html
・ハーバルライフ > クリニック > ハーブはいいところがいっぱいです > ハーブの名前で選ぶ
http://www.kigusuri.com/herbal/clinic-02.html#sa
2005-11-30 Wed 16:06
[マルマ・スタイル]
(2005年11月13日)
ボタンピとはボタンの根の皮のことを言います。ボタンはモチロン、
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
で有名な牡丹のことです。
ボタンピは漢方薬に配合されますが、その製法を知りたくて、かつては産地であった奈良県の作業場を伺い、その作業風景を見学し実地に作業もしてきました。
実は3日前に訳あって、奈良でボタンの皮を剥いているという情報が入り、電話で問い合わせたところ、今ならボタンの皮剥きができるというので、早速日曜日に現地へイソイソと出向いていったのでした。因みに、ボタンの皮剥きの適期は盆前後なので今はその時期ではありません。本日のお天気は快晴で絶好の行楽日和でしたが、皮剥き作業は薄暗い倉庫の2階で行われていました。
先ずは皮剥き作業の様子を目で見ていましたが、予想通り誰にでもできる簡単作業にしか見えませんでした。

そこで、ワタシもボタンの皮を剥いてみることにしました。叩き棒と叩き台と一掴みのボタンの根をもらって皮剥きを始めました。ボタンの皮剥きは、ボタンの根から芯を抜き取ることで、ボタンの根皮をいかに崩さず、美しく剥ぎ取るのかが重要なポイントです。

トントンと軽く根を叩きながら、皮が途中でちぎれたり、砕けたりしないように気をつけて皮を剥いていきます。いくら注意しても急ぐとガッカリですが皮は崩れていきます。
芯が異常に硬かったり、鬚根が多かったり、掘り上げ時に無理やり引き抜いたために付いたと思われる無数の横割れに出会う度に、根皮が崩れてしまうという惨事が発生しました。
約2時間座り込んで作業した結果が約500gのボタンピ。30年前のプロは1日に30kg以上の皮を剥いていたそうです。当時のプロはもう奈良には他にいないだろうとのことでした。

【関連URL】
・女性の生活と健康 > 体の健康・お血(おけつ)と女性
http://www.kigusuri.com/health/karada-4.htm
・Pick up! Goods > 健康丸
http://www.kigusuri.com/goods/index.html
ボタンピとはボタンの根の皮のことを言います。ボタンはモチロン、
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
で有名な牡丹のことです。
ボタンピは漢方薬に配合されますが、その製法を知りたくて、かつては産地であった奈良県の作業場を伺い、その作業風景を見学し実地に作業もしてきました。
実は3日前に訳あって、奈良でボタンの皮を剥いているという情報が入り、電話で問い合わせたところ、今ならボタンの皮剥きができるというので、早速日曜日に現地へイソイソと出向いていったのでした。因みに、ボタンの皮剥きの適期は盆前後なので今はその時期ではありません。本日のお天気は快晴で絶好の行楽日和でしたが、皮剥き作業は薄暗い倉庫の2階で行われていました。
先ずは皮剥き作業の様子を目で見ていましたが、予想通り誰にでもできる簡単作業にしか見えませんでした。

そこで、ワタシもボタンの皮を剥いてみることにしました。叩き棒と叩き台と一掴みのボタンの根をもらって皮剥きを始めました。ボタンの皮剥きは、ボタンの根から芯を抜き取ることで、ボタンの根皮をいかに崩さず、美しく剥ぎ取るのかが重要なポイントです。

トントンと軽く根を叩きながら、皮が途中でちぎれたり、砕けたりしないように気をつけて皮を剥いていきます。いくら注意しても急ぐとガッカリですが皮は崩れていきます。
芯が異常に硬かったり、鬚根が多かったり、掘り上げ時に無理やり引き抜いたために付いたと思われる無数の横割れに出会う度に、根皮が崩れてしまうという惨事が発生しました。
約2時間座り込んで作業した結果が約500gのボタンピ。30年前のプロは1日に30kg以上の皮を剥いていたそうです。当時のプロはもう奈良には他にいないだろうとのことでした。

【関連URL】
・女性の生活と健康 > 体の健康・お血(おけつ)と女性
http://www.kigusuri.com/health/karada-4.htm
・Pick up! Goods > 健康丸
http://www.kigusuri.com/goods/index.html




