2020-04-30 Thu 09:00
[蒼の壁紙]
キキョウ科のロベリアソウ。
写真のロベリアソウの花の幅は5.5mm、長さは10mm、高さは8mmあった。花の上方にある雄しべ(中に雌しべがある)の長さは6.5mmあった。
花は無臭だった。
子供の頃は、近くの田んぼやどぶ川の縁にロベリアソウと近縁のアゼムシロ(ミゾカクシ)が自生していたが、いつしか田んぼやどぶ川も無くなり、アゼムシロも見なくなってしまった。
今は南アフリカ原産のロベリアソウが入ってきて、綺麗な花色のものが園芸種としてよく目にするようになった。それまでは白っぽい花のアゼムシロしか見たことがなかったので、最近まで多彩なロベリアソウがミゾカクシの仲間であることに気付かなかった。
漢方では下痢や浮腫、腹水、皮膚化膿症、毒蛇の咬み傷などに用いる。
乾燥した全草は生薬名:半辺蓮(ハンペンレン)
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
<壁紙の設定方法>
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
2020-04-28 Tue 09:00
[蒼の壁紙]
ナス科のベラドンナ。
写真のベラドンナの花の径は22mm、長さは33mm、その内萼の長さは13mm、萼の幅は7mmあった。
花は無臭だった。
生薬学ではベラドンナは有毒植物として有名で、全草に有毒成分を含む。有毒成分は特に根茎や根に多く含むと言われ、薬用部位とも言われている。
そのベラドンナは西欧に自生する多年草らしいが、西欧には行ったことが無いので自生状況は分からない。日本では一部の薬草園で見本に植えられているが、国内では何処にも自生していない。
一方、ベラドンナの近縁植物のハシリドコロが日本の山野に自生していて、春の山菜と間違えられて誤食され、時折事件になっている。全草にはベラドンナと同じような成分が含まれていて、新薬の原料として使われる。
医薬品としてはベラドンナエキスを鎮痛や鎮痙、止汗、散瞳薬として用いる。
乾燥した根は生薬名:ベラドンナ根(ベラドンナコン)
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
<壁紙の設定方法>
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
2020-04-23 Thu 09:00
[蒼の壁紙]
セリ科のヒュウガトウキ。
写真のヒュウガトウキの花の径は3mm無臭だった。
この時期既に初期の果実ができ始めていたが、まだ径は2mm、長さは5mm、果柄の長さは6.5mmあった。
小散形花序には20~40個の果実が付いていたが、一般的なトウキと比べるとヒュウガトウキの果実数はずっと少ない。。
ヒュウガトウキはイヌトウキの一種と思っていたがどうも違うらしい。植物のラテン名が違っていたからである。ヒュウガトウキの背丈は約2m、イヌトウキは1m弱ということ以外、外観はほぼ同じに見える。以前、イヌトウキを見たことがあったが、サクヨウを作った訳でもないので、正確には何も覚えていない。
それはそうと残念ながら、ヒュウガトウキとイヌトウキは本来のトウキとは異なり、トウキとしては使えないものである。
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
<壁紙の設定方法>
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
2020-04-21 Tue 09:00
[蒼の壁紙]
マオウ科のシナマオウ果実。
写真のシナマオウの果実の径は12mm、厚さは12mmあった。写真を見ての通り球形とは言えない。果実の食感はゼリー様で、少し甘かった。中には黒い種子が2枚入っている。甘味といっても砂糖のような甘さではなく、わずかに甘いだけで、おやつ代わりになるものではない。他の薬草園でも別種のマオウの果実を試食してきたが、全て同じような味・食感だったように思う。
このマオウの果実は成熟後も一カ月以上は茎に残っているが、二カ月後にはどこかへ消えていく。野鳥がこれを餌にしているところは見たことはないが、無くなる原因はこれにもあるかもしれない。
漢方では発熱や頭痛、鼻閉、骨関節痛、咳嗽などに用いる。
乾燥した地上茎は生薬名:麻黄(マオウ)
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
<壁紙の設定方法>
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
2020-04-16 Thu 09:00
[蒼の壁紙]
キク科のオグルマ。
写真のオグルマの花の径は42mm、舌状花の形はほぼ長方形で縦11mm、横1.5mmあった。中央の管状花の径は20mmあった。花は無臭であった。
文献ではオグルマは湿地や川岸、畦付近の自生するとあったが、ここやその他の薬草園では普通この時期、乾燥気味の畝で栽培されている。毎日の水やりさえ怠らなければ、大丈夫ということなのだろう。
オグルマ属は世界に約100種あると言われているが、生薬の旋覆花のサンプルを中国から取り寄せると、確かに従来の旋覆花とは違うものも入ってくる。結果、従来のものと外観が同じ旋覆花を輸入している。
漢方では咳嗽や喀痰、オクビ、嘔吐、シャックリに用いる。
乾燥した頭花は生薬名:旋覆花(センプクカ)
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
2020-04-14 Tue 09:00
[蒼の壁紙]
ナス科のキンカントマト。
ナス科の植物は長期に渡って花が咲き続けるものが多い。結果、晩秋になっても花と果実を同時に見られることもある。
このことからトマトは熱帯植物の木本ではないかと思い、路地栽培のトマトに秋からビニル袋で防寒対策を試みたが翌2月には枯れてしまった。更なる加温が必要だったようである。一応、茎は緑色のまま枯れていた?
私が初めて栽培したトマトの品種は桃太郎で、二度目の栽培はキンカントマトだった。キンカントマトは近年ではプチトマトと呼ばれているが、最近の若者はキンカントマトと聞くと変な顔をしていた。今はキンカントマトは死語なのか?
キンカントマトの果実の出来方は互生だった。その果実に付いていた萼は反り返っていた。これは果柄側にトマトの果肉が盛り上がっていたためか?
トマトの樹を触ると強くて特有の臭いがするが、その成分が何であるか、まだ知らない。
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
<壁紙の設定方法>
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
1.画像のいずれかをクリックします。
2.表示された画像の上で右クリックします。
3.表示されるメニューより「壁紙に設定」または「背景に設定」を選択してください。
4.デスクトップに壁紙が表示されます。
2020-04-09 Thu 09:04
[蒼の壁紙]
ミクリ科のミクリ果実。
写真のミクリの果実の径は30mm、小果の径は8.5mm、長さは9mmあった。
ミクリは関西でも自生していると言われているが、見たことが無い。と、いうか、地上部の葉を見ただけでは全く分からないのが現実である。
ここのミクリは始め修景池の横にあったハス鉢でハスと共に生えていたのを思い出す。丁度雄花がキレイに咲いていたので名札は無かったが、すぐにミクリと分かった。
ただ、これが人為的に植えられたものか、自然に生えてきたのかは分からないままである。
今は水生植物エリアに移植されて小さくなっている。
漢方では腹部の腫瘤や腹痛、胸痛、月経障害、打撲傷などに用いる。
乾燥した塊茎は生薬名:山稜(サンリョウ)
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
2020-04-07 Tue 09:05
[蒼の壁紙]
マメ科のエンジュ蕾。
エンジュは家の庭には植えていない。それは結構背は伸びるし、横にも広く枝を伸ばして、場所を取るため、他の木が植えられない、育たないからである。
なので、関西の公園や植物園では広い場所にポツンと植えられていたりする。
そんなエンジュは7月に入ると枝先に円錐花序を出し、豊富に蕾を付ける。
一度に全部が咲いてくれると目立って人目に付きやすいところであるが、蕾がこんなに一杯あっても、1本の花序に白っぽい小さな花がチョロチョロとしか咲かないので誰にも気づかれないことが多い花である。
但し、それでも花の総量は多いので、開花後しばらくすると木の根元の地表は花で見えなくなるくらい積もっていく。
漢方では鼻血や痔、血便、血尿などに用いる。
乾燥した蕾は生薬名:塊花(カイカ)
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓
2020-04-02 Thu 09:04
[蒼の壁紙]
アオイ科のワタ。
ワタは綿が取れる植物として重要であり、世界中で栽培されている。なので、品種も当然沢山あると思っている。ワタは繊維に使うのが主たる目的ということで今の時代、遺伝子組替のワタの栽培がかなり進んでいるらしい。
一方、綿の栽培の副産物?として綿実油が取れる。その遺伝子組換のワタの種子より採れた綿実油が食用油として、てんぷら油やサラダ油、マヨネーズ、マーガリンの原料に使われているかどうかは不明である。
ところで、ここでは赤花種と白花種の花が咲いていた。よく見ると違いは花の色だけではなく、花弁の形状や雄しべ雌しべの形態にも違いが見られた。
しかし、残念ながらその違いが何を意味するのかはまだ分からない。
自然のチカラの素!あなたのパソコンの「壁紙」にどうぞ↓